形成外科・皮膚科の保険診療・美容医療なら名古屋市中区の「こいずみ形成クリニック」へ。 当院では、眼瞼下垂・陥没乳頭・腋臭・傷跡・ほくろなどは保険診療の対象です。眼瞼下垂は年間600症例を行っております。
基本的に、二重を狭くする場合に重要なことは
●皮膚が余っていること
●眼窩脂肪が残っていること
●眼輪筋が残っていること
つまりまぶたの重要な組織が残っていると、狭くしやすく、残っていなければ狭くしにくく、さらに三重になったり、狭くならなかったりします。
二重を狭くする手術を希望される症例のほとんどは、以下の特徴があります。
✘皮膚が不足している
✘まつ毛から10mm以上の場所で切開されている
✘眼窩脂肪が切除されている
✘眼輪筋が過剰に切除されている
✘二重切開の傷痕がくぼんでいる、きれいでない
✘目の開きが悪い
これらを踏まえたうえで、以下に私の切開二重の幅を狭くする修正の方針を書いておきます
治療方針
二重幅を狭くする手術は、修正の中でも非常に難しい手術の部類になります。なので1回で成功しない人も結構います。手術前の状態で随分とリスクの確率が変わってきます。いかにこの手術のよくない点・合併症について書いていきます。
修正手術というものは前医でどういった手術が行われていたかにより成功の確率が変わってきます。以下の場合は再修正の確率が高くなる要因になります
特に患者さんは「こんな二重では学校にいけない」などという理由で、早期の修正をのぞまれる方が多いのですが、傷が赤い・食い込んでいるときにしてもうまくいきません。白くなるまで待ちましょう。私は白くなるまで行いません。その間に他院でしてしまった症例も多いですが、さらに赤みが消えるまで半年以上かかります。うまくいっていればいいのですが、不満なので再度と受診されても、再度傷痕の赤みが消えるまで待つように、内服薬・テーピング指導しかできません
修正手術は焦らずに、傷の赤味が取れるまで待つ。(4~6か月です)
待てなければ他院でしてきてもいいですが、うまくいかなければさらにその時点から半年は待つことになるでしょう。傷が赤くて修正を受けて成功したなら、それはもう私なんかよりは経験・症例数・技術がある医師なのでしょう。
この手術は1回で成功という方は3人中2人ぐらいではないでしょうか?当院に来られる方も、狭くしてもらったがあまりならなかったという方が多く、修正を数回行っている患者さんが多いです。
再癒着をおこして狭くならないというものが厄介な合併症です。これまでにつり上げをして、広いふたえで再び癒着してしまった症例は10%以下です。ただしその分、切開線の食い込みの改善までに1年ぐらいかかります。また、脂肪がない場合には目の上がくぼんだり、以前の切開線がシワのように残ることもあります。そういったものまで再手術に含めると3人に1人ぐらいは再手術をしている状況です。
とにかく狭くする、傷や目の上のくぼみは後から考える。(相応には考慮しております)今までの患者さんは狭くなれば食い込んでいても明るくなれる。(場合が多いです)
皮膚切除 | 吊り上げ | |
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良い点 | ●傷が1本 ●完成までが早い | ●皮膚が不足している症例に行うことができる ●今より狭くなる確率が皮膚切除よりも高い。 ●平行から末広に出来る |
悪い点 | ●皮膚を切除するので、再修正が困難 ●浅い二重になりやすい | ●傷が2本になる ●食い込みが6~12か月目立つ |