形成外科・皮膚科の保険診療・美容医療なら名古屋市中区の「こいずみ形成クリニック」へ。 当院では、眼瞼下垂・陥没乳頭・腋臭・傷跡・ほくろなどは保険診療の対象です。眼瞼下垂は年間600症例を行っております。

日本一の眼瞼下垂専門クリニックを目指して

診療時間

10:00~18:30
(火曜・日曜は除く)

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わきが(腋臭症)

腋臭症・多汗症

腋臭症

腋臭症

腋臭症、これは「えきしゅうしょう」と読みます。
あまりにひどくて精神的に不安定の場合には、保険診療の対象になります。

原因は?

これは脇の皮下に存在するアポクリン汗腺が多いことが原因です。アポクリン汗腺からでる汗は、やや粘り気があり、黄色っぽい汗です。アポクリン汗腺からでる汗は、暑いときにでるわけでなく、緊張するとでます。なので面接前や脇の汗が気になる場合、気にすればするほど出てきます。汗が分解されると腋臭症独特のにおいを生じます。

 ※暑いときにでる汗とは異なります。暑いときの汗は、エクリン汗腺からでる、無色透明のさらさらした汗です。

診断は?

アポクリン汗腺の存在する部位は、外耳道、脇、足の付け根です。それ以外の部位に存在しません。

腋臭の診断

  1. 耳垢(みみあか)が軟らかい、湿っている人の99%は脇のアポクリン汗腺が多いです。
    また腋臭症の人の96%は耳垢が湿っています。
  2. シャツが黄ばみます。アポクリン汗腺からでる汗は黄色っぽいからです。
  3. 家族にいる・・・遺伝性があります。

上のうち2つが当てはまれば間違いないですが、①が当てはまれば手術の適応です。
逆に言うと耳垢が湿っていないと、気にしすぎかもしれません。ではそういう場合はそうするかと言うと
脇にガーゼを挟んでおいて5分後にそのガーゼのにおいを嗅ぐとわかります。腋臭症のにおいは非常に独特ですので判断は容易です。

腋臭症の手術についてはこちら

黄色いつぶつぶがアポクリン汗腺です。これを直視下にハサミで除去して行きます。
こうした直視下に皮膚を反転して除去する方法を 「反転煎除法」と言います。
当院ではこの方法がほとんどです。この方法では汗の量が手術前を10とすると1になります。つまち10分の1です。一般的にいって汗の量が半分以下になれば、わきのにおいを気にしたことのない人よりも少なくなっていることでしょう。

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 手術後は1週間、皮膚を圧迫固定します。これはかなり厳重に行わないといけませんので創部にガーゼをあてて皮膚に糸をかけ、固定してしまいます。

次のように圧迫固定します。

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固定している間は脇をぬらすことはできませんので、頭・顔と胸から下をシャワーで洗うことになります。これを1週間行います。

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1週間後はこのようになります。これは圧迫固定を外したところです。こうなると入浴ができます。
時間の経過とともにキズはきれいになっていきます。また汗の量は、たいていは手術前の10%以下になったという方が非常に多いです。

腋臭の治療

年齢は、よほど気になるなら10代前半でも行いますが傷痕を考えると、18歳以降が最適です。