形成外科・皮膚科の保険診療、美容医療なら名古屋市中区の「こいずみ形成クリニック」へ。当院では、眼瞼下垂・陥没乳頭・腋臭・傷痕・ほくろなどは保険診療の対象です。眼瞼下垂は年間600例を行っております。

〒460-0008 名古屋市中区栄4-13-19 TKビル5階

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(火曜・日曜は除く)

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目頭切開

これは蒙古ヒダを切開する手術です。

東洋人には蒙古ヒダがあります。右の写真のように目頭の部分に水かきのように皮膚がかぶっています。これが蒙古ヒダです。

下のイラストのような状態で、写真では右のような瞼です。

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この部分があってはいけないのでしょうか?
いけないことはありません。ではどのような場合にこの蒙古ヒダを切りたくなるか?
つまり蒙古ヒダを切る目頭切開をするとどのような効果があるか?
それは以下のような効果があります。

目頭切開の効果
  1. 目と目が近づく
  2. 平行型の二重になる。
  3. 目の横幅が大きくなる
  4. 目と目が近づくことで鼻筋が通ったように見える

の4つが大きな効果です。なので、目頭切開の治療の適応は

  • 目と目が離れている
  • 平行の二重にしたい
  • 目の横幅を広げたい

という希望がある場合になります。

目頭切開の手術

手術法としてはいろいろな方法があります。大きく2つありW法とZ法です。
当院ではZ法(筋皮弁法)を行います。

手術

もともと蒙古ヒダは皮膚だけでなくその中に目の周囲に存在する眼輪筋が入っています。

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このピンク色の部分が眼輪筋です。目を中心に円状に存在し、目を閉じるときに収縮します。目頭の辺りでは眼輪筋は縦方向に走行しており、眼輪筋が目頭のほうまで張ってくることで蒙古ヒダが形成されます。目頭切開はこの張っている皮膚だけでなく、右のイラストのように眼輪筋も一部切断することで蒙古ヒダを改善させます。

手術のデザイン

下の写真は実際の手術のデザインです。デザインは蒙古ヒダの後ろに隠れてしまって全部は見えない状態ですが、このようなデザインになります。

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イラストでは左側の赤線が切開線です。 

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茶色い部分と青い部分を筋皮弁として挙上し、その部分を入れ替えて縫合します。

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入れ替えて縫合するとこのようになります。赤い線が目頭切開後の縫合線(傷あと)になります。

手術後

抜糸は手術後1週間ですが、縫合の三角部分の頂点だけ10日目に抜糸することもあります。蒙古ヒダがものすごく張っていて、全部切開した場合などは10日目に抜糸となります。

目頭切開は顔の雰囲気を変える効果もあります。

蒙古ヒダが張っている

うえでは書きませんでしたが、蒙古ヒダが張っていると「幼い」 「かわいい」 「たぬき顔っぽい」印象になります。

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蒙古ヒダがない

一方、蒙古ヒダがないと 「シャープな印象」 「美人タイプ」 「キツネ顔」っぽい
印象になります。

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目頭切開後の目頭の形は自分で選べるのでしょうか?

蒙古ヒダで隠れている部分がでてくるので、今まで隠れていた目頭の形が出てきます。
なので自分で目頭の形は選べません。
ただし少し残したりすることでとがりすぎない、などの調整は可能です。

下の写真は手術後の目頭の状態です。本来は赤い部分の蒙古ヒダが存在します。
これをなくすと写真中央のようになります。
写真左側の青い線の部分はもともとの目頭の形ですのでこの部分を変えることはできません。
なので、蒙古ヒダを切る量を調節することで、目頭の尖りの程度を調節します。

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目頭の形として以下の3タイプに分けられます。

平行に内側にとがるタイプ

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下にとがるタイプ

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丸いタイプ

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これは手術前にあらかじめわかりますので、自分がなっていやな目頭になる、なりそうな場合は、目頭切開を行わないか、控えめにすることが重要です。

目頭切開のあれこれ

目頭切開には W法 と Z法 のどちらがいいですか?という質問をされます。

これは術者のやりやすさと言う点で、いずれかの方法に熟練した医師に行ってもらうことが重要です。私はこれまでW法は多目に見ても80例ほどしか行った経験はありませんので、W法についてあれこれ述べる資格はないかもしれません。一方Z法はW法の何倍も経験があります。

その上でどちらが優れているかと言えばわかりません。ただ、W法では皮膚を切除しますので、戻したい場合は非常に苦労しますし、皮膚が足りないので戻せないかもしれません。

Z法では元通りとはいきませんが、皮膚を切除していないので蒙古ヒダを再形成することはW法より容易です。

以前行っていたW法と、現在い行っているZ法を比較すると

自分の印象ではZ法のほうが早くキズが目立たなくなり、また後戻りも少ないと感じています。W法は皮膚を切除して目頭を内側に引っ張るイメージです。Z法はヒダ(水かき)を切り開くイメージです。

またZ法のほうが目頭を部分的に切りたい、半分残したいと言う要望にこたえやすいと言う利点はあるでしょう。ただ、W法で非常にきれいな目頭切開を見たことがありますし、こればかりは術者の好みと、その方法の熟練度になるのでしょう。自分では手技的にZ法が行いやすしですし、デザインをする上でも患者さんの要望をより細かくきいてあげれるのはZ法です。

目頭切開の傷あとは目立ちにくいですが、中にはややキズ跡がくぼんでしまうことがあります。この場合はその部分の瘢痕形成を行うことで改善します。これまでそういった症例は2%です。3mm以上目頭切開した場合にそういったことが生じる可能性が高くります。

目頭切開をすると目と目の間の距離が短くなります。

では一般的に目と目の間の距離はどれくらいでしょうか?今計ってみても、自分が平均なのかもわからないので意味はありません。通常 35mm前後です。

よくこの距離が37mm以上が目頭切開の適応、33mm以下は目頭切開をしてはいけないなどいろいろいわれています。質問で、「34mmですけど目頭切開はできませんか?」 なんていう質問がきます。

この距離はひとつの目安で、目と目の間が同じ距離でも鼻筋が通っている場合はより近く見えますし、そうでない場合は離れて見えます。また顔が大きいと目と目が離れて見えますし、顔が小さいと近く見えます。そして目と眉毛が近いと目と目の間は狭く見えます。

なので、自分が離れていると思うか、思わないかが一番重要です。40mm離れていても目と目が近いと思うのであれば目頭切開はその人には不要な治療になります。